気になる気になる その2
●映画
『ステラ・ダラス』が日本人に与えた影響は、そのなかでもとりわけ深かったそうです。
公開されたのが26年。
その数年後には早くも日活や帝キネで、このメロドラマに想を得た作品が制作されています。
娘の結婚式の夜に、人知れず家の外からそっと覗き見る母親をもって、これ全編の終わりとするというのは、どうやら30年代前半の日本映画の流行だったようです。
当時はトーキーが開始されたとはいえ、まだまだ活動弁士の全盛時代でした。
説明者たちはさぞかし修辞に磨きをかけて、この名場面を語ったことでしょう。